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昔の記憶

誰にでも「懐かしい味」という記憶が存在するものです。
その懐かしい味のほとんどは、母親が作ってくれた料理ではないでしょうか。
「おふくろの味」も昔からよく耳にする言葉ですが、母親が自分のために用意してくれた食事というものは大人になってからも深く記憶に刻み込まれているものです。
母親が作ってくれた料理の中で、一番好きな物はと聞かれたとき、何が思い浮かぶでしょう。
あれもこれもと次々に思い浮かんできて一番が決められずに悩んでしまう人も多いはずです。
肉じゃが、カレー、遠足の時に持たせてくれたおむすびや、毎晩のように食卓に出されていたお味噌汁など、誰にとっても母親の味は忘れがたい懐かしい思い出なのです。

そしてそんな思い出の中には、学校から帰ってきた時に出してくれたおやつもあるでしょう。
もちろん、普通にスーパーなどで買えるようなお菓子もあったかもしれませんが、時には母親が自宅でおやつを作ってくれたこともあったのではないでしょうか。
自分が小さい頃、母親が作ってくれたおやつといえば何があったでしょうか。
母親が作ってくれたおやつを食べたときには、どんな気持ちでいたかを覚えているでしょうか。
母親が作ってくれた甘いおやつというものは、いつの時代であっても子供の記憶に強く残っているはずです。
母親が作ってくれた素朴なクッキーや、泡立てたホイップクリームを塗ったケーキの味を覚えている人は少なくないでしょう。
いくつも考え付くおやつのレパートリーの中に、パンケーキも登場するはずです。

母親が忙しく、なかなかおやつを手作りすることが難しい場合でも、ミックス粉を使ったパンケーキくらいならば作ったことがあるのではないでしょうか。
パンケーキは誰にでも作ることのできる手軽なおやつです。
誰にでも作れるからこそ、母が子をキッチンに呼び、一緒になってパンケーキ作りをした経験がある人も多いでしょう。
手作りのおやつには、既製品を購入したものでは味わえない深い趣があります。
それは愛情であったり懐かしさであったり、感覚的、感情的な情緒の総体なのでしょう。

今、パンケーキがブームになっているのはもちろんお店独自の努力や、綺麗で美味しい商品としての価値そのものがあります。
しかしその一方で、パンケーキという物自体から伝わる懐かしさを無意識のうちに感じ取っている人が多いのかもしれません。
パンケーキは、見た人に多くの感慨を呼び起こす特別な一品なのです。