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家庭の味とプロの味

パンケーキを自分で作ったことのある人は多いのではないでしょうか。
市販のミックス粉を買ってくれば簡単ですし、小麦粉を混ぜるところから全て自身の手で進めるのも良いでしょう。
粉を混ぜ、牛乳やバターや卵を投入し、いざ焼き上げるという時の高揚感はやってみたことのある人にしか味わえません。
パンケーキは基本的に誰でも簡単に作れるおやつの定番ですが、凝った一品に仕上げようと思えばいくらでもアレンジできる奥深いスイーツです。
しかしアレンジには少々上級テクニックが必要となってくるでしょう。
逆に初心者が簡単そうだからと迂闊に手を出し、いざ取り掛かってみると予想以上に難しくて失敗してしまう状況も少なくないかもしれません。
何とか焼き上げる最後の工程に辿りついたは良いものの、うっかり焦げ付かせたり生焼けだったり、なかなかお店で提供されるパンケーキのようなキレイな仕上がりにはならない事もあるでしょう。

市販されているミックス粉を使えば、誰でも手軽に美味しいパンケーキを焼き上げる事が可能なはずです。
しかしお店で出されるパンケーキと市販の粉を使って手作りするパンケーキは別物のように見えます。
何が違うかといえば、まず見た目でわかるのはやはり生地の厚みや食感でしょう。
お店で出てくるパンケーキの生地はおおよそ二種類に分けられます。
一つは手作りした時に出来上がるような薄めの生地、もう一つはいかにもふわふわ感が伝わってくるような分厚い生地です。
こういった分厚いパンケーキを家で焼こうとして、なかなか膨らまずに苦労した人も多いでしょう。
薄く焼き上げたパンケーキを積み重ね、見た目だけでも近づけようとプレートの上で盛り付けてみても、やはりあのふわふわ食感は再現できません。

薄いパンケーキももちろんおいしく焼き上がっています。
昔ながらの味の定番として、長い年月にわたり誰からも愛されてきたお馴染みの見た目でしょう。
しかしお店で出てくる厚めの生地を目指していた人からすれば、上出来とは言い難い仕上がりです。
素人がお菓子作りに挑戦したとき、お店で出てくるような出来栄えに近づけるのは非常に困難なものです。
家庭の味は家庭の味として守っていきたいところですが、お店の味もまたお店だからこそ味わえる特別なものとして捉えるべきなのかもしれません。
自分で作るときには昔ながらの手作りの味を再現することを考え、そうでない一品を食べたくなったらカフェや専門店へと足を運ぶ、そうした使い分けや割り切り方も時には必要なのではないでしょうか。